2015年6月5日~7日に東京国際フォーラムにおいて開催された第50回日本理学療法学術大会に参加させて頂きました.今回の学会は50回目の節目ということもあり,全国から1万人以上の理学療法士が参加しました.
私も,「慢性腰痛患者における側腹筋群の筋厚率の特徴および腰痛特性との関連性」というタイトルで日々の臨床研究の成果を発表させていただき,学会では多くのアドバイスを頂きました.
今回の研究では、慢性腰痛を持つ患者さんにおいては,腹筋群の中でも特に背骨を支えるために重要な深部の筋肉が弱りやすい可能性があることや,その代わりとして表面の筋肉に負担が過剰にかかり,腰痛の改善を妨げている可能性があることを,日頃の臨床のデータをまとめて報告させていただきました.
今後は,今回の研究成果を理学療法プログラムに反映させていき,より効率良く患者さんの腰痛が軽減するような理学療法プログラムを構築できるように,臨床研究を継続していきたいと考えております.
理学療法士 大江 厚
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