ずっとずっといきたかった街…広島。
見なければならないことがあるとわかっていたのに、
九州には何度も行っているのに。 いつも通り過ぎて…。
今回も同行を予定していた家族が急病になってしまい。
友達を誘い行くことにしました。彼女は私より若いのですが難しい病気にかかり
歩くことが少し困難です。
自分自身、しょっちゅうこけたり物にぶつかったり、人に助けてもらう事もあるのに
「心配せんとまかせとき!!」と偉そうに言って介助しながらの旅行でした。
1日目はスケジュールもゆったりとフェリーで宮島に渡り厳島神社に参拝…だけなん
ですが、けっこうたいへんでした。フェリーの階段や乗り物の乗り降り。いままで
気にしなかったステップの高さ、エレベーターの有無、わたしは腕を組むだけなのに
けっこう肘や肩に力を入れていたので筋肉痛に。
でもほんとに大変なのはハンデを受け入れざるをえない人たちです。
ごめんねとか、しんどいやろ?とかずっと気を使ってくれてました。
普段外出ひとつするにもいろんな事を心配し、他のひとを気遣い…。
外出に躊躇しがちになる大変さが少しわかった気がします。
彼女とは行きの新幹線でこの旅行ではできるだけ病気の話をしないでおこうねと
約束しました。そしてこの旅行につきあってくれた彼女にできるだけ楽しい思い出
が作れたらとも密かに思いました。
先に二日間の旅行の結果を言います。二日目の今日は「すっかり病気のことを忘れて
いた」とも言ってくれました。今度は他の友達ともまた旅行に行こうかなとも。
二日目は少し要領も分かって使えるところでは車椅子を借りてまわったり、エレベー
ターを見つけるのも早くなりなかなか快適にいろいろ見てまわれました。 ナイス!!
楽しかった、自信がついたと言ってくれた彼女にこちらこそありがとうです。
そして…ずっと行かなければと思っていたところ。
平和記念公園。
原爆ドーム。
中学3年の多感な時に、担任の先生に教えてもらった詩。
「ちちをかえせ はは をかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ」
何十年の時を経て平和記念資料館で再会しました。
もうそこは一歩入っただけで目頭にグッと何かがきてしまう。
修学旅行の子供たち…ちゃんと何かを感じて引き継いでね。
でも嬉しいこともありました。そこに来る人は若い人が大変多いこと。
真摯に説明をきき、写真や資料を見つめる姿を見て、ありがとうと言いたくなりま
した。
短い旅でしたがいろいろ学ばせていただきました。本当に…ありがとうみんな。
M
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